依存体質女が承認欲求を拗らせた話②
oh-mori-chamomile.hatenablog.com
見事な勘違いをした私は音楽クラブといういろんなジャンルの音楽を楽しむクラブに所属しました。
同じ不登校だった中学の時の友達、Sちゃんが知り合いがいるということでついて行った次第。
そこでも可愛い可愛いとちやほやしてもらい見事にデレデレしていました。
クラブで仲良くなったギターを弾いていたIさんという男の人にかなり本格的に口説かれておりました。
一緒に下校をしたりギターを弾いてもらったりお祭りでネックレスをプレゼントしてもらったりとお付き合いではなかったのですがかなりの青春をしていました。
そんなある日、Sちゃんと遊んでいたところ
S「私Iさんのこと好きなの。」
私「マジか。」
びっくりするカミングアウトをされました。
こうなってしまうと私、Iさんのことが好きなのか分からなくなりました。
私「悩むってことは私好きじゃないわ。頑張れ。」
S「え!?いいの!?」
私「いいかどうかはIさんが決めると思うけど私からは告白したりしないよ。」
S「ありがとう。」
今考えるとこの好きな人被った時の行動って意味分からないですね。
とにかく私はIさんから「身を引く」?ことに。
身を引いたところ、Iさんから告白されてしまいました。
今思えば素直に断ればよかったのですが当時の私はモテることにとんでもないほど快感を覚えていたので
私「考えさせてください。」
とまさかのキープ発言。罪な女感出したかったんでしょうね。反吐が出る。
その次の日Sちゃんから呼び出され
S「私Iさんに告白された!すごい嬉しいしすぐ付き合いたかったんだけど、カモミールに報告してからじゃないとだめだと思って!」
私「えっ?」
えっ?
きょとんとしました。
確かに私は昨日Iさんから交際を申し込まれたはずなのですが・・・
大人しくおめでとうと言っておけばいいものを、もてたいプライドに火が付いてしまった私は
私「私も昨日告白されたんだけど。」
S「え・・・?」
私「・・・」
S「・・・」
≪事情説明≫
S「そうなんだ・・・」
私「意図が読めないからあれだけど、同じ日に告る人と付き合うのやめといた方がいいと思うよ・・・?」
S「そうだよね・・・」
Sちゃん。しょんぼりとしてしまい申し訳ない気持ちになったが
流石に同日に2人。しかも親しい仲だと知ってる女の子に告白してるのはどうかと思うのも本心なので正直考え直してくれることに安堵しました。
その日の放課後のクラブにて
I&S「私たち付き合うことになりました!カモミールちゃんはIさんのこと好きだったみたいだけどIさんが振りました!カモミールちゃんなら分かってくれると思うから思い切ってカミングアウトしました!」
えっ????
女の友情は恋を前にしては脆く
噂というものは流されたら負けだと知りました。